中居正広氏と女性のトラブルに端を発した問題で、フジテレビは31日、第三者委員会の調査報告書を公表した。女性は当時フジテレビのアナウンサー(Aアナ)だったと明らかにした。夕方に第三者委員会が会見した。
めた女性アナ4人と、中居氏とタレントU(※報告書の登場順のアルファベット表記。イニシャルではないとみられる)、フジ幹部らが参加し、外資系ホテルのスイートルームで飲み会があったとした。報告書は「参加者の中には性的な発言があったと述べる者もいた」としている。
報告書では、飲み会の途中で午後10時ごろに中居氏が唐突に同席していたフジ幹部らに退出を促し、中居氏、タレントU、女性アナQ氏、女性アナR氏の「男性2人・女性アナ2人」が部屋に残る状況となったとしている。
退出させられた幹部らは心配して近くで待機。
その後の室内について残された女性Qアナは、離席した女性RアナをタレントUが追いかけていき、中居氏とQアナが2人きりになる時間があったと証言。その際に中居氏から、膝や肩や鎖骨付近を触られ、顔を近づける行為があり、機嫌を損ねないようにやり過ごしたと証言しているとしている。
一方の中居氏はQアナが飲み会にいたか記憶がない、女性の体に触ったことはないと否定している。
第三者委は中居氏はあいまいな回答に終始するなど、信用性に欠けると指摘。Qアナの証言は、他の状況や証拠と一致し、具体性が高いとし、Qアナの意に反する性的言動であることから「セクシャルハラスメント」と認められるとしている。