歌手の堀ちえみさんが、2019年にステージ4のがんと診断された後の心の苦悩について、14日に放送されたNHKの朝の情報番組「朝一」で語りました。堀さんは、同年に手術を受け、がんの治療を行いましたが、その後、インターネット上での誹謗中傷が始まり、精神的な苦痛を訴えました。
堀さんは、「生きていくのが辛くなった」と涙を流しながら話し、手術後のリハビリに励む中で、「喋り方が気持ち悪い」との声に直面し、精神的な負担が増していったと述べました。彼女は、「病気になったのは自分の意志ではない」と強調し、病気と誹謗中傷の両方に対処することの難しさを語りました。
また、堀さんは家族にも攻撃が及んでいることに言及し、「自分によって周りが迷惑を被るのが辛い」と心情を明かしました。彼女は、誹謗中傷が続くことで家族全員の人生が狂ってしまう危機感を抱いていると語り、「本当にこれをどうにかして止めないといけない」と訴えました。
堀さんに対する誹謗中傷は、ネット上での匿名性が背景にあると考えられ、多くの人々がこの問題について意見を持っています。彼女の発言は、著名人が直面する精神的な苦痛や、ネット社会における誹謗中傷の深刻さを浮き彫りにしました。堀さんは、今後もリハビリに励みつつ、精神的な支えを求めていく意向を示しています。