開幕から5試合連続で欠場していた女子ゴルフの川﨑春花(21)が、18日開幕の「KKT杯バンテリンレディス」(熊本)で復帰する。14日、川﨑が所属するマネジメント会社が発表した。
川﨑は書面で次のように謝罪し、これまでの欠場理由を説明した。
「この度は一連の報道により世間をお騒がせしまして誠に申し訳ありませんでした。報道にありました相手のご家族様、JLPGAを応援してくださっているファンの皆様、スポンサーの皆様、ゴルフ関係者の皆様、そして数多くの方々に多大なるご迷惑とご心配をおかけし、深く反省をしております。トーナメントへの出場について、様々なご意見、ご指摘があることから自粛させていただき、しばらく反省期間を取っておりました。その間、各スポンサー様をはじめご支援頂いている方々へのお詫びおよびご挨拶に出向かせて頂いておりましたが、今週開催されるKKT杯バンテリンレディスオープンより出場をさせて頂く事に致しました。出場を自粛させて頂きましたトーナメント初戦から5戦までの主催者様には心からお詫びを申し上げます。今後はゴルフに真摯に向き合い全力でプレーしていく所存でございますので何卒宜しくお願い致します」
川﨑の言う「一連の報道」とは、週刊文春が報じた男性プロキャディーとの過去の不倫についてだが、記事内容を事実上認めたことになる。
それにしても、なぜ復帰がここまで遅れたのか。
あるツアー関係者はこう言う。
「本人の文面にあるように、スポンサーへの謝罪に時間を費やしたのは事実です。一方で、川﨑は今年も全米女子オープン(5月29日開幕・ウィスコンシン州エリンヒルズ)の予選会(22日、千葉・房総CC房総ゴルフ場)にエントリーしている。昨年は1打差で切符を逃しているので、今年は本戦に出たいでしょう。でも、開幕からの連続欠場で多くのトーナメント関係者に迷惑をかけていながら、突然海外メジャーの予選会に出るわけにはいかない。だからその直前の大会で復帰するんじゃないですか」
真偽はともかく、そんな見方をされても仕方ないか。
◇ ◇ ◇
先日行われた米男子ゴルフの祭典「マスターズ」。同大会といえば、2021年に松山英樹が初優勝を果たした瞬間、TBSの放送席にいた3人が一斉に男泣きしたことが大きな話題を呼んだ。あのとき、実況席では何が起きていたのか。当事者のひとり、小笠原亘アナが当時の胸中と、言葉を失った「沈黙の理由」を日刊ゲンダイに明かしてくれた。