米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は15日(日本時間16日)、本拠地ロサンゼルスでジャイアンツとの3連戦最終戦に1番指名打者で出場。3安打1四球と全4打席で出塁し、2得点を挙げる活躍を見せた。第1打席で右前打を、第3打席で左前打を、第4打席で一塁へ内野安打を放った。チームは5-4で競り勝って3連戦を勝ち越し、ナ・リーグ西地区2位のジャイアンツとのゲーム差を2に広げた。(デジタル編集部)
ジャイアンツの先発投手は、左腕ハリソンから急きょ変更になった右腕のジェリー。ハリソンは大リーグ公式サイトによると、レッドソックスへトレードとなった。
大谷は一回、初球の外角高め、151キロのシンカーをたたき、二塁手の左を抜ける右前打を放った。
現地ではこの日が父の日。選手は水色のバットで打席に立ち、大谷も水色のバットで快音を響かせた。この後、フリーマンのヒットなどで一死満塁と好機を迎え、5番パヘスが右飛。ロゴが水色のシューズを履いた大谷は、快足を飛ばして先制のホームを踏んだ。
二回の第2打席は四球だった。
ジャイアンツは三回、 李政厚イジョンフ の2点一塁線三塁打などで3点を挙げて逆転した。李は元中日の 李鍾範イジョンボム を父に持つ。韓国のイチローとも言われ、背番号51の右投げ左打ち。
大谷は五回、先頭で打席へ。この回から登板した2番手左腕の初球のカーブをきっちり捉え、左前に運んだ。好機が二死二、三塁と広がり、3番手右腕のウォーカーからパヘスが左中間に3ランを放ち、ドジャースが5-3と再逆転した。
大谷は七回にも内野安打を放ち、5月18日以来の「猛打賞」とした。4番手左腕ミラーの内角シンカーに押されてぼてぼての一塁へのゴロだったが、ベースカバーに入った投手より一瞬早く、ベースに到達した。得点はならなかった。5月18日以来の1試合3安打で、打率は2割9分7厘に上がった。